3千円の短波付きラジオ RETEKESS V115 の実力 – 機能と感度を検証
今回はAmazonで3千円の短波付きラジオ RETEKESS V115 を購入したので、機能や受信感度をレビューします。
機能・性能
主な機能は以下となります。
| 駆動方式 | リチウムイオンバッテリー(1000mAh) |
| 充電端子 | USB-C |
| 周波数 | FM:64-108MHz AM:520-1710KHz SW:4.75-21.85MHz |
| サイズ | 12長さ x 8幅 x 2高さ cm |
| 電力 | 2W |
| その他機能 | スリープタイマー・録音・イヤホン・AUX入力 |
スリープタイマーは寝る前にラジオを聴く方にとっては必須の機能でしょう。
今どき録音機能を使うことは少ないとは思いますが、例えば良い音楽が流れてきた時に、後で調べる為に録音しておくといった使い方はできそうです。
また、CDなどからSDカードにmp3ファイルを入れておくことで、音楽を聴くこともできます。
開封・初期設定
開封
箱の中からUSBケーブル、取扱説明書、本体が出てきました。

取扱説明書は日本語もあります。

外観
サイズ感は一般的なポケットラジオ程度です。作業着のポケットにも余裕で入るサイズで持ち運びにも便利です。


また、ストラップに付いている板のようなものはスタンドとして使うことができます。

初期設定
海外仕様なので、日本でも使えるように設定を行います。
“POWER”長押しで電源を入れ、”MENU”長押し>”Language”>”日本語” を選択します。

また、FMの周波数が海外仕様なので、設定します。
FMを受信している状態で”MENU長押し”>”FM設定”>”FM1 64-108MHz”を選択します。これで日本のJFNやJFL系列、NHK-FMを受信できます。

また、AMのステップ設定が10KHzになっているので、日本仕様の9KHzに変更します。
AMを受信している状態で”MENU長押し”>”AMステップ設定”>”9KHz”を選択します。

受信感度
受信感度の検証では、BCL界隈の王者、DE1103と比較します。検証は佐賀県の某所にて行います。

なお、屋内で受信できた場合は◎、屋外で受信できた場合は◯、雑音混じりで聞き取れる程度を△とします。
FM
| 局(送信所) | DE1103 | V115 |
| NHK-FM佐賀(佐賀県相知町) | ◎ | ◎ |
| FM佐賀(佐賀県相知町) | ◎ | ◎ |
| FM長崎(長崎県佐世保市) | ◯ | △ |
| FM熊本(熊本県河内町) | ◯ | ◯ |
| NBCラジオ佐賀(佐賀県相知町) | ◎ | ◎ |
| RKKラジオ(熊本県河内町) | ◯ | △ |
AM
| NHK(佐賀市鍋島町) | ◎ | ◎ |
| RKBラジオ(福岡市東区) | ◎ | ◎ |
| KBCラジオ(福岡市東区) | ◎ | ◯ |
| RKKラジオ(熊本県合志市) | △ | × |
SW
| NIKKEI第一 | △ | × |
| NIKKEI第二 | △ | △ |
| しおかぜ | ◎ | ◎ |
さすがにDE1103には負けますが、一般的なラジオではFM熊本やFM長崎は受信できないので、FMについては通常のラジオと比較すると感度は良いようです。
AMについては一般的なラジオと変わらないようです。SWは受信環境が悪いのかうまく検証はできませんでした。
良かったところ
低音が響く
本体背面に”MEGA BASS”と書かれたスピーカーが搭載されており、低音がよく響きます。このサイズで音楽も心地よく聴ける音質は素晴らしいと思います。

それなりの音量
このサイズでラジカセの最大音量にも負けないくらいの音量が出るので、屋外でも十分に使用できます。一般的なポケットラジオではそこまで音量がなくて、ズボンのベルトに巻いておくような使い方が必要ですが、一般的な家庭の庭くらいであれば、玄関に置いていても十分に聞こえる音量です。
バッテリー駆動
一般的なポケットラジオは乾電池式のものが多く、充電池を使ったにしても2週間に1度ほど電池を取り外し充電する必要がありました。しかし、このV115はUSB-Cで充電ができますし、15時間くらいは持ちます。
変な端子のACアダプターではなくUSB-Cなので、充電が切れてもスマホの充電器さえあればどこでも充電できるのは良いです。
バックライト搭載
操作中はバックライト(フロントライトかも)は点灯するので、暗い場所でも操作ができます。夜の花火やバーベキュー中も手元が見えるので、そういうシーンでは便利です。

いまいちポイント
周波数を合わせるのが面倒
アナログダイヤルがないので、毎回周波数を入力する必要があります。もちろんオートスキャンもできますし、メモリーもありますが、微妙に雑音があるAM局なんかはスキャンに引っかからない場合もあります。
一般的なラジオであれば周波数を覚えていなくても、針を回していればそのうち引っかかりますが、このラジオは周波数を入力して確定する必要があります。例えばNHK第一を聴く場合、”612″と入力>確定 といった操作が必要になります。
また、短波の楽しさとして、ダイヤルを回していって海外の微かな電波を拾うといった使い方がありますが、それができないのは残念です。
操作が複雑
BCLの多くがそうなので仕方ないですが、ホームセンターに売っているようなラジオと比較すると操作は難しいです。
BCLの中では簡単な部類ではありますが、電源は長押しだったり、選局時に数字を押して確定するといった、針を動かすだけのラジオと比較すると手軽さには掛けてしまいます。
なので、”手軽さ”を求めるのであれば、このラジオは向かないと思います。
気になっているなら買い
操作が若干複雑ではあるものの、今回の検証で登場したDE1103のような本格的なものは1万円近くしますし、より複雑なので、”短波に少し興味がある”とか”ちょっと感度が良いラジオが欲しい”といった方であれば入門用として良いと思います。
それでもし気に入らなくても、日常的に使えるサイズ感と性能で、価格も一般的なポケットラジオと大差ないので、買っても後悔することは無いかと思います。実際に私はパソコンの横に置いて作業中に聞いています。
もしこのV115が気になっていてこの記事に辿り着いた方は是非試していただきたい一品です。





