【Raspberry Pi】piユーザーでリモートデスクトップ接続する方法

しばらく前からRaspberry Piにリモートデスクトップ接続すると、いつまで経っても画面が表示されない現象が起きています。
ここでは、その対策含めRaspberry Piのリモートデスクトップ設定方法を紹介します。
環境
本体:Raspberry Pi 4 Model B
OS:Raspberry Pi OS(64bit)
xrdpインストール
xrdpのインストールは通常通り行います
1.「設定」>「Add/Remove Software」

2.「xrdp」で検索し、Remote Desktop Protocol(RDP) server をインストール

piユーザーで接続できるようにする
ここまででリモートデスクトップ環境はインストールできました。しかし、piユーザーのみログインできません。そこで、ターミナルから以下の作業が必要になります。
1.piユーザーをVideoグループから削除
1 |
pi@raspberrypi:~ $ sudo gpasswd -d pi video |
ユーザ pi をグループ video から削除 と表示されたら成功です。
2.piユーザーをrenderグループから削除
1 |
pi@raspberrypi:~ $ sudo gpasswd -d pi render |
ユーザ pi をグループ render から削除 と表示されたら成功です。
3.自動ログインを無効化する
3-1.「1 System Options」を選択

3-2.「S5 Boot/Auto Login」を選択

3-3.「B3 Desktop」を選択

3-4.自動でトップに戻るので「<Finish>」を選択

3-5.「再起動しますか」と聞かれるので「<はい>」を選択

リモート接続
1.あらかじめRaspberry PiのIPアドレスを確認しておきます。
右上Wi-Fiアイコン(有線の場合は矢印のマーク)から「Advanced Optons」>「接続情報」から確認できます。

可能であればIP固定しておくと便利です。
2.リモートデスクトップアプリを起動します
Windows11の場合、「リモートデスクトップ」を検索するとアプリが表示されます

Android、MacOS等の場合は任意のアプリを起動してください
3. 1で確認したIPアドレスを入力

成功していれば、Raspberry Piの画面が表示されます。
