書評

【書評】移動する人はうまくいく / 長倉顕太

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私は普通の会社員であり、そんなに世界を飛び回って仕事をするような人間ではありません。前職で台湾出張が1回あったくらい。でも、そんな普通の会社員の中では割と移動はしている方だと思っています。今年は3回の海外旅行と、2回の東京への用事と、1回大阪出張がありました。

そんな割と移動しているけど、そこまで移動しまくっているわけではない微妙な立ち位置の私にとって、この「移動する人はうまくいく」というタイトルはとても興味を惹かれるものでした。

移動とは

まず、移動にもたくさんあると思います。通勤や通学、車でのドライブ、散歩、出張、国内旅行、海外旅行などなど、数キロ程度のものから国を跨ぐ移動まで幅広くあります。

この本の焦点は、主に長距離の場合が多いですが、短距離的な移動にもメリットがあると述べられています。

移動は様々なメリットがある

移動は刺激になる

人間には本来、移動することで刺激される生き物です。つまり、移動することで様々な発想を得られることができるように作られているのです。

確かに、私も工場でアプリの開発をしていた時代、ちょっと行き詰まったことがあれば、工場を散歩していました。30分くらいして再びパソコンの前に戻ってくると、何時間も悩んでいたことがすぐに解決したことがあったものです。

移動というものは本能的にプラスに働くプログラムが組み込まれているのです。

移動は視野を広げる

海外旅行が比較的簡単になった現代でも、日本から出たことのない人は多くいます。日本のパスポート取得率は2024年時点で約17%と先進国の中では低い水準となっています。

そんな、日本しか知らない人たちが”日本の経済が低迷している”というニュースを耳にすると、「日本はもう終わりだ」なんてことを思ったりします。

確かに日本の経済成長があまり良くないことは事実ですが、やはり、海外の環境と比較すると全然マシということに気が付きます。

私が先日訪れたタイでは、バンコクのそれもスクンビットという大都会にも物乞いがいるし、道路はボコボコだし、平均賃金も10万円程度と、日本と比較すると決して裕福ではないことを思い知らされます。

韓国では確かに経済成長が著しいですが、ソウルの街に防空壕のようなものを見かけると、あくまで休戦中なんだなと実感します。

客観的に日本を見ることで、まだまだこの国は平和でそれなりに裕福で教育もしっかりしていると分かります。

んなこと言われても旅行なんて行く時間ねぇよ

グダグダ言い訳せずに旅行行け

旅行しろと言われても、行く時間もお金もないよと言う人がいます。でも、国内旅行で隣県に行くくらいであれば、週末でも1泊で行くことができます。都市圏に住む人であれば、空港からソウルや台湾くらいなら行けるでしょう(空港が遠い?君も福岡に住もうぜ!!)。それも5万円以内で。

私は学生時代からこれまで38都道府県3カ国を旅行しました。まだまだ少ない方だとは思いますが、東南アジアくらいまでは割と気軽に行くようになりました。

旅行を何度かすることで、日本の各地や世界を近場にするのです。そうすれば、移動への恐怖心も無くなり、より世界を近くに感じることができるのです。

私はまだアジアから先は遠いので、ヨーロッパやアメリカも行きたいところです。

定住思想をぶっ壊す

地方や古くから伝わる家庭には、生まれた場所で暮らす思想が根強いと思います。私も佐賀の田舎で育った人間なので、十代の頃は地元で暮らすことを良いことだと思っていました。

なので、大学進学と共に一人暮らしを始めたのは物凄く抵抗がありましたし、不安もいっぱいでした。その頃は旅行なんてそうしてこなかったのです(家族旅行と家出くらい)。

そこで、移動に慣れておくことが大事なのです。移動に慣れておけば、どこか遠くに住むことになっても、なんの抵抗もなく移住することができるのです。

思えば私の大学時代は移動の連続でした。阿蘇の山奥の旅館で働いたり、はたまた東京のビジネスホテルで数カ月間住み込みバイトをしたり、大学の教授の手伝いで大阪の博物館に行ったり、北海道を鉄道で一周してみたりと、国内だけではありますが、日本全国をずっと移動していました。

そのおかげか、今や引っ越しはもちろん、長期の出張や転勤も全く抵抗が無くなりました。

というか会社やめろよ

とはいえ会社員である以上、それ以上の人間関係も旅行もできないわけです。じゃあどうするか。答えは簡単。”会社を辞める”です。

まぁ言いたいことは分かるけど、安定は手放したくない。でも、そもそも「安定」って何って話です。

今の時代終身雇用は通用しないし、会社もいつ無くなるか分からない。こんな幻想の中の安定に縋りつているのです。

会社を辞めて、移動しながらお金を稼ぎ生きていく。これが本能的には一番幸福なのです。

私はこの意見には強く同意できます。大学時代に日本全国いろんな場所で働くのは楽しかったし、フリーター時代もそれをやって本能を刺激されている感じがしました。この”移動しながら働く”のは、現代社会で幸せに生きていくための最適解だと思いました。

フットワークを軽くしよう

移動を続けることでフットワークが軽くなります。これは遠くに行くことだけに留まらず、様々なことにも見切り発車をすることができるようになります。

いろんなことに挑戦したい。でも怖くてできない。そんな方は、まずは”移動”からやってみませんか。

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一応ギタリスト
写真撮って旅してギター弾いて機械弄る人。 串カツが好物
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