【書評】あやうく一生懸命生きるところだった / ハ・ワン 著
自分は一生懸命生きすぎていないだろうか。最近は色々と悩みも多いのですが、そんな時にこの本に出会いました。
一生懸命生きるのは辛い。でも、怠けても良いものなのだろうか。この本からその答えを知ることができればと思い、読んでみました。
一生懸命生きること
この社会はゴールのない競争です。もっとお金を稼げるようになれとか、もっと仕事ができるようになれとか、社会人を経験したことのある人ならこんなことを言われたことあるだろう。
確かに、お金はあったほうが良いし、仕事もできたほうが良い。でも、その対価があまりにも大きすぎないでしょうか。
夜遅くまで残業をし、睡眠時間を削り、時には命を絶つ者までいる。果たしてそこまで頑張る必要はあるのか。疑問です。
しかも、これには正解がありません。お金を稼げることが正解なのか、仕事ができるようになることが正解なのか。結局どんなに頑張ったって正解にはたどり着けません。
周りに合わせることを辞める
退職し自立する
筆者であるハ・ワンは、40歳のときに会社員を辞め、イラストレーター(といっても稼ぎは僅か)へと転身した。収入は確かに少ないが、自由を手に入れた。
私自身、会社員とフリーターを経験していますが、経済的な自由は少なくても、フリーターのほうが自由に暮らせていたし、幸福度も高かったです。それでも今はなんとか会社員をやっています。
正直しんどい。週5日も責任のある仕事を、上司に時には叱られながら、気も合わないような人たちとするのは物凄くストレスです。そんなことをやるくらいなら、給料が半分になってでもタイミーやウーバーでもやりながら暮らしたほうがマシなのです。
終わりのない比較から降りる
世の中は終わりのない背比べ。あの家の子供は〇〇で働いているとか、あいつは年収1千万だとか、キリがない。じゃあ、自分が良いところに就職したらどうなるか。更に上の存在の人が現れる。
そんな終わりのない競争をやってて何が楽しいのでしょうか。そんな競争から一刻も早く降りたほうが幸せです。
何かを得れば何かを失う。逆も然り
人間は何かを得たときには失ったものを見落としがちだし、何かを失ったときには得たものを見失いがちです。
恋愛において、彼女と別れたとき、それは物凄く辛い。最愛の人を失ったのです。では、最愛の人を失っただけでしょうか。そう、あなたは再び自由に恋愛できる権利を得たのです。(それでも辛いですが…)
人生の中の様々な出来事は、得たときに何かを失い、失ったときに何かを得ているものです。それに早く気づけずに、何ヶ月、何年と辛い思いをしてしまうのです。
確かに私もこれまで様々なものを失ってきました。しかし、振り返ってみると、何かを得たとも考えられます。会社をやめたときは安定を失った代わりに自由を手に入れ、個人事業で失敗しお金を失った代わりに経験を手に入れました。
一生懸命生きすぎないように
私はこの本を読み終えても、一生懸命生きることは悪くないことだと思っています。一方で、一生懸命やりすぎた結果、最悪な結末を迎えることは良くないです。
辛かったら学校に行かなくても良い。会社をサボっても良い。そのくらいで生きても良いのです。
今、一生懸命生きすぎていませんか。一度休憩することも悪いことではないですよ。



