書籍は紙派の私が 電子書籍を使ってみた

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幼少期にスマホやタブレットが無かった世代にとって、電子書籍はなんとなく避けてしまうもの。2001年生まれの私は、電子書籍という言葉が出てきたのは高校生くらいでした。私自身、幼稚園くらいからパソコンを触ってきた身ではありますが、小さな文字を何時間も画面で見続けるのには抵抗がありました。でも、食わず嫌いは良くないと思い、1ヶ月間、Kindleを初めとする電子書籍を使ってみました。

端末はKindle Paperwhiteを使用

スマホやタブレットの画面を長時間見ることに抵抗があったので、端末は電子ペーパーのKindle Paperwhiteにしました。

また、Kindle Unlimitedも契約してみました。

一応スマホやiPadでも見てみる

スマホやタブレットでもどのようなものかは知っておきたいので、こちらでも見てみることにします。

1ヶ月間行ったこと

電子書籍がどのようなものかを知るために、家ではKindle Paperwhiteを使用。外出時にはスマホを使用しました。また、Kindle以外のサービスを使用する場合には、iPadで読むことにしました。

読む本は主にコミック、小説、新書です。

不安に感じていたことは ほぼ問題なかった

電子書籍を使用するにあたって、不安に感じていたことがいくつかありましたが、その不安はほぼ問題ありませんでした。

目が疲れる心配

電子書籍は目が疲れる心配は、kindle Paperwhiteを使用すれば解決しました。電子ペーパーなので、紙とほぼ同じです。バックライトの光がなく、液晶をにじませたようなものなので、画面をみているのとは訳が違うのです。

また、タブレットで読めば文字が大きいので、1時間コミックを読む程度であれば目の疲れは感じませんでした。

一方、スマホで読む場合は文字が小さく見づらいです。小説であれば文字のサイズを変更できるので良いのですが、コミックの場合は画像データなので文字が小さく読めないです。特に古いコミックの場合、電子書籍で読むことを考慮されていないので、毎回拡大しないと読めません。

オフラインで読めない心配

SIMを挿入していない端末ではオフライン環境で読めなくなる心配は、ダウンロードしておけば大丈夫でした。ダウンロードし忘れた場合であっても、今の時代スマホがあれば他の機器もインターネットに接続できるので、その間だけテザリングしておけば大丈夫です。全く読めないことは、山奥にいない限りは大丈夫です。

1ヶ月で感じたメリット

実際に1ヶ月使用してみて分かったメリットを紹介します。

読む速度が早くなる

紙の場合、ベージをめくる際、左手の親指から1枚分離して、右手の親指でキャッチする動作が必要です。たまに2枚以上めくれてまた戻ってということもあります。電子書籍の場合、画面をタッチするだけで次のページにいくので、サクサク読み進むことができます。

1回の動作ではそこまで時間差はありませんが、200回くらいめくることを考えると相当な時間になります。400ページの小説を読むと、20分くらい早く読み終わりました。

続きをすぐに読むことができる

紙の本では、次巻を読みたくなったとき、書店に行って買うか、Amazonや楽天で買って到着を待つ必要があります。いずれも手間がかかります。しかし、電子書籍の場合、Amazonの販売ページから1クリックで購入し、すぐ読めるようになるので、すごく便利でした。

激安のセールがたまにある

多くの電子書籍サービスでは、激安のセールがたまにあります。10月終わりごろには角川の一部のコミックが33円になっていました。その時に「RDG レッドデータガール」「未来日記」「喰霊」を購入しました。全部合わせても千円超えませんでした。激安のセールでは、普段読まないジャンルに触れる機会にもなるので良かったです(価格以上のメリットかも)。

1巻無料で読める

Kindleに限らず、多くの電子書籍のサービスでは、コミック1巻のみ無料の場合が多いです。1巻だけ読ませてハマらせて続きを買わせる手法なのでしょう。でも、結構魅力で、気になっていたけど読んでいない本をとりあえず1巻だけ読んでみることができます。おかげで多くの作品と出会える事ができました。

特にRenta!では作品数が多く、3巻くらいまで無料になっている作品もありました。

引っ越しのことを考えなくて良い

私自身引っ越しが多く、高校卒業後は2~3年に1回は引っ越しているのですが、その時に多くの本を手放してしまいます。でも電子書籍の場合、アカウントにログインすれば、いつでもどこでも閲覧できるので、引っ越ししても手元に残るのは魅力です。個人的には、電子書籍を使ってみて一番良かった点でした。

1ヶ月で感じたデメリット

多くのメリットがあった一方で、デメリットもあります。

ページ数が減っていく感覚がない

やや感情論になってしまいますが、左手から徐々にページが無くなっていく感覚がないのがやや不満です。

小説を読んでいる時に、「もうすぐ物語が終わってしまう」みたいな感覚がなく、「あれ、もう終わり!?」となることがあります。一応残り何パーセントなのかを表示できる場合もありますが、アナログ的に分かるものが良いなと思います。

購入して本棚に並べる楽しみが無い

これも感情論にはなるかもしれませんが、購入して、読んで、本棚に並べるという一連の流れが楽しかったりするんですが、これが無いのは満足感が減ります。何となくやっていたこの作業がとても大切だったんだなと気付かされました。

布教できない

電子書籍なので、当然アカウントにログインしないと読むことはできません。知人に「この本良かったよ!」と言って、何巻か貸すようなことはできません。

私はこの貸し借りによって巡り会えた作品も多いので、電子書籍が普及してしまうと、出会いが少なくなってしまうと思っています。

電子書籍とどう向き合うか

1ヶ月間電子書籍を使用してみて、メリットとデメリットを天秤にかけると、プラマイゼロくらいに感じました。それぞれ長所・短所があり、使い分けることが大事に思いました。私は、基本はこれまで通り紙の本で買い、1巻だけ試し読みする場合やセールで安くなっていたら電子書籍を使うようにしていきます。また、あまりに多くの電子書籍サービスを使用すると管理がややこしくなるので、KindleとRenta!の2つに絞ります。

Kindle Unlimitedは、私は魅力は感じなかったので解約しました。30日無料で試せるので、1度使ってみて合うかどうかやってみるのは良いと思います。

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一応ギタリスト
写真撮って旅してギター弾いて機械弄る人。 串カツが好物
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