iPad 第6世代は2024年に使えるのか

最近Amazonや楽天、その他パソコンショップで投げ売り状態のiPad6世代。売れ行きも好調のようで、Amazon整備済み品販売ページでは、過去1ヶ月で100点販売の文字が目立ちます。
私自身、サブ機で使用していたノートパソコンの調子が悪くなり、そろそろ買い替えの時期かと思っていたのですが、そのノートパソコンを購入した貧乏な高校時代とは違い、今はデスクトップPCをメインで使用している状況。サブ機はブラウザとOfficeくらいしか使わないので、それなら持ち運びやすいタブレットにしようと思ったのでした。
タブレットはiPad一強
そもそも論iPadがどうなのかと言う話ですが、2022年度通期タブレット出荷台数調査 – MM総研によると、2022年度OS別国内出荷台数はiPadOSが1位で50.2%だそう。これにはAppleのブランド力もあるとは思いますが、OSの使いやすさが一番の理由だと思います。私もこれまでAndroidタブレット、Windowsタブレット、FireHD、ChromeOS、iPadを使用してきましたが、iPadはダントツで使いやすかったです。
iPad 6世代の仕様
公式ページより、仕様は以下の通りです。
カラー | シルバー/ゴールド/スペースグレイ |
容量 | 32GB/128GB |
サイズ | 高さ240x幅169.5x厚さ7.5 |
重量 | wifiモデル 469g/wifi+Cellular 478g |
コネクタ | Lightning |
ディスプレイ | IPS9.7インチ 2,048×1,536px、264ppi |
CPU | M10 |
TouchID | あり |
Apple Pencil | 第1世代に対応 |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
メモリの情報が見当たりませんでしたが、ネットを見る限り2GBのようです。少ないように見えますが、Apple製品のOSは軽いので大丈夫だと思います。バッテリー容量も記載はありませんが、ここは中古品の場合、劣化具合の面が大きいので、知っても仕方ないとは思います。
iPadOSの対応状況ですが、2024年7月時点での最新版iPadOS17.5に対応しています。1世代前のiPad 第5世代がiPadOS16で打ち切られたので、iPad第6世代はそろそろ打ち切られそうです。セキュリティー面では少し古いiPadOSでも大丈夫ですが、新機能は追加されなくなります。
2024/10/05追記 iPadOS18が発表されましたが、対象外となりました。セキュリティアップデートは継続されます。
購入&開封
ということで、今回購入したものを開封していきます。
今回私は楽天で2.2万円で購入しました。ブラウザ以外は使う予定がないので、32GBモデルです。
Lightningケーブルと充電器が付属していました。

画面は撮り忘れてて保護フィルム貼った後ですが、傷はありませんでした。光沢です。

背面にはギズが目立ちます。私はカバー着けるので気にならないです。スピーカーは下部に2つ。

物理ボタンは側面に音量、上部に電源。カメラはイン・アウト両方あります。

本体と同時にキーボード、Apple Pencilのパチモンを購入しました。詳細は別記事にする予定です。

起動
電源を入れるとこんな感じ。iPadOS17なので、最近のiPadとそう変わらないと思います。

セットアップが終わり、私が普段使用しているアプリを一通り入れました。

実際に使ってみる
ここからは実際に使用したり計測してみたものを見ていきます。
まずはAntutuベンチマークver.10です。セットアップ直後で41万8347点でした。iPhone Xとほぼ同じです。発売日的にも、CPU的にも近いですからね。軽いゲームまでと言ったところでしょうか。

iPadOSは2024年7月現在最新の17.5にアップデート可能。

タッチの遅延はそこまで無さそうです。

ただ、古いスマホやタブレットは、画面が少し奥にあるので、イラストをやる方は向いていないかもしれません。

ゲームはシミュレーションゲームだけだと思ったほうが良さそうです。プロセカとモンストをやってみましたが、アニメーションが入るとカクつきます。プロセカはライブの途中でコマ落ちして無理でした。
キーボード付きのカバーを装着するとこんな感じ。パソコンと比べると劣りますが、外出先での軽作業には十分使えます。変換キーがありませんが、Caps Lockに割り当てられます。

You Tubeでの対応画質は1080pまでです。4Kの選択は表示されません。

その他、バッテリー持ちは最近のスマホ以上は持つと言った印象です。ただ、中古品の場合、個体差があるので、ここはショップの記載をよく読むしか無いです。あとは運。
総評
購入から1週間、ブログやWord、You Tube視聴等に使用してみました。まず、タブレットとしての完成度はiPadが一番だと思いました。他のOSのようにパソコンやスマホのOSを移植しただけではなく、タブレット用に開発されたOSなんだと感じます。
ネットサーフィンやWordなどの文書作成には、同じ価格帯の中古Windowsノートパソコンを購入するよりはこのiPadが良さそうです。ただ、2万円のChromebookはOSが軽く、サブのパソコンとしては良かったので、それとは良い勝負です。
最新のiOS17.5に対応していて、機能面で不満を感じる部分はありませんでした。最新のApple端末で身の回りを固めているような人でなければ大丈夫そうです。
一方でやはりスペック面での劣りは見られて、ゲームをやるのは厳しいかなと思いました。シミュレーションゲームやパズルゲームくらいまでと思ったほうが良さそうです。
また、iPadはパソコンの代わりにはなれないと感じました。パソコンで使えるChromeやWordのアプリをiPadでも使用はできますが、機能は制限されています。パソコンに慣れていると、痒いところに手が届かないといった印象を受けます。持ち運び用のサブ機には向いています。
以上を踏まえて、このiPad 第6世代は買いなのかですが、ゲームをしない方、イラストをやらない方であれば買いだと思います。確かにスペック面、特にグラフィック面で劣る印象ですが、ネットサーフィンや動画視聴、文書作成などの軽作業ではストレスを感じませんでした。イラストをやる方は、画面が少し奥にあるので、できれば最新の端末が良いかと思います。