充電池の自然放電はどのくらいなのか 3ヶ月間実験してみた

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久しぶりに充電池を使用すると、充電はしていたはずなのに使えないなんてことありませんか?

それは自然放電(または自己放電)というもので、バッテリーは時間経過とともに蓄えられていた電気が徐々に減少していく現象です。

では、その自然放電は充電池においてどのくらい発生するのか、今回は3ヶ月間に渡って実験してみました。

※注意:この実験は、その辺のオタクが興味本位で行ったものです。個体差や環境によって変動する場合があるので、参考程度に見てください。

使用する充電池

今回実験に使用するニッケル水素充電池として、Panasonic eneloop、Amazonベーシック充電池、セリア(武田コーポレーション VOLCANO NZ)の3製品の単3電池を2本ずつ準備しました。いずれも新品です。

各製品の情報は以下です。

eneloopAmazonベーシックセリア
品番BK-3MCDHR6NHM-2A130
定格電圧1.2V1.2V1.2V
電池容量2000mAh2000mAh1300mAh
繰り返し回数約600回約1000回
価格(1本あたり)455円234円110円

実験

実験方法はシンプルで、各充電地に番号を振り分け、同じくらいの容量まで充電し、1ヶ月おきに電圧を測っていきます。

まず、各充電池に番号を振り分けます。

次に充電を行います。一度電池を使用した後、再度充電します。購入時の電圧がどれも1.35V前後だったので、1.35Vを目標に充電します。

最後に1ヶ月毎にテスターで電圧を測定していきます。充電池は常に常温環境に置いています。

実験結果

3ヶ月間の測定結果です

‘24.7.7‘24.8.9‘24.9.15‘24.10.20
セリア(1)1.344V1.302V1.295V1.290V
セリア(2)1.345V1.303V1.295V1.291V
Amazon(3)1.325V1.306V1.300V1.299V
Amazon(4)1.327V1.309V1.302V1.298V
エネループ(5)1.352V1.335V1.328V1.324V
エネループ(6)1.351V1.335V1.328V1.325V

評価

全体的には、電圧が大きい間は減少率が大きいことが分かりました。その中で、エネループの場合だと、容量が大きい場合でも減少率が比較的小さめのようです。

また、全体的に充電直後も放電しやすいようです。

Amaoznベーシック、エネループの場合は、セリアと比較すると、電池容量の影響なのか、または他の技術的なものなのか不明ですが、減少率は小さいようです。

まとめ

低価格帯の充電池は自然放電が比較的大きいことが分かりました。反対に、エネループやAmazonベーシック等の充電池は自然放電が小さいことが分かりました。

使用用途としては、ほぼ毎日使用するようなリモコン、照明などには低価格帯でも十分である一方、時々使用するカメラや、災害時の備蓄用には、エネループやAmazonベーシックのほうが良さそうです。

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Amazonベーシック(Amazon Basics)

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