パソコン

中古WindowsタブにChromeOS入れてみたら問題が多かった件

ChromeOS タブレット使用時
イノ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

先日購入したと言っていたLenovo IdeaPad D330。あれからChromeOS Flexを入れてみましたが、色々苦戦してしまいました。

使用した端末の紹介

ここで簡単に使用した端末を紹介すると、機種名はLenovo IdeaPad D330というWindows10搭載タブレットPC。メモリ4GB、CPUはIntel Celeron N4000です。正直Windows10を動かすには厳しいスペックです。前回はそれにChromeOS Flexを入れますよ~と言っていました。

前回の記事はこちら

インストール作業

インストール自体は簡単でした。Googleが紹介している手順通りに進めてUSBメモリーにOSを入れる。あとはUSBブートをするだけです。一つだけ、この端末にはキーボードにUSB端子があるのですが、そこからはブートできなくて、本体のUSB-C端子からUSB-Aに変換してあげないとできませんでした。

Google公式のインストール手順はこちら

発生した問題

冒頭では色々苦戦したとありますが、ここからは、そこで発生した問題を3点紹介します。前提として、私の場合、Googleがチェックしていない端末へのインストールをしている上に、タブレットPCという少しマイナーな端末であることをご理解ください。普通のWindowsPCの場合は起こらない問題が多いと思います。

問題点1 OSが起動しない問題

ChromeOS Flexをインストールして起動してみたところ、OSの起動に時間がかかりました。場合によっては10分以上待っても起動せず、一旦強制終了しないと無理でした。また、スリープ状態からの復帰は約50%の確率でできませんでした。そこで一旦強制終了すると、20~30秒で起動しました。このOSの起動が不安定問題は未だに解決できていません。
※保護フィルムはどれだけ頑張っても気泡が入って無理でした。お許しください。

問題点2 音量ボタンが使えない

PCモードでは問題なく使えた側面の音量ボタンが、タブレットモードだと何故か効かなくなります。ChromeOS Flex側が物理的な音量ボタンがついているタブレットを前提としていないんでしょう。ちゃんとGoogle側がチェックしている端末だと問題ないと思いますが、そうじゃない場合は注意です。

問題点3 Google Playストアのアプリがインストールできない

ChromeOSでは基本的にAndroidアプリが使用できるそうなのですが、私の環境ではできませんでした。お使いのデバイスにインストールできますと表示されますが、インストール先にChromeOSは表示されませんでした。恐らくGoogleが動作を確認している端末のみ可能なんだと思います。

ChromeOSの使用感

ここまでは私の確認不足や、そもそも動作確認されていない端末なので、私が悪い部分ばかりです。しかしながら、一度起動できれば使えるので、ここからはChromeOSとしての評価をしていきます。

超軽量なOS

まず、Googleでも強くアピール通り、OSは軽かったです。Windowsで使ったときはYou Tubeトップページ読み込みに10秒近くかかっていましたが、ChromeOSでは3秒前後で終わります。スクロールしても大きくカクつくことはありませんでした。少し前までは古くなったPCにはLinuxを入れると言う風潮がありましたが、その立場はChromeOSが奪ったと思います。

Chromeブラウザ環境がそのまま移行できる

普段WindowsでChromeブラウザを使用している方は、Googleアカウントにログインするだけで、Windowsで使用している環境そのままChromebookにコピーされます。ブックマークや検索履歴はもちろん、拡張機能もそのまま移行されました。また、Windowsで新しくブックマークすると、ChromeOS側に反映されます。逆も同様です。

Google系のOfficeは使える

Google系のOffice互換アプリとしてGoogleドキュメントやGoogleスプレットシートなどがありますが、そのあたりは使えました。Androidスマホを買ったときに入っているようなアプリはだいたい使えるイメージです。

PCとしてもタブレットとしても使える

私が今回使用したのはタブレットPCという、タブレットとしてもPCとしても使えるデバイスですが、そのどちらでも大きな不満はなく使用できました。PCとしてはWindowsのような使用感で、タブレットとしてはAndroidタブレットのような使用感でした。ここでタブレットをAndroidのようだと言ったのは、iPadと比較するとやはり大きく負けてしまうという事です。

キーボードを装着しているときの画面はこれ

キーボートを外すと

画面下部にバーが表示されてタブレットモードになりました。

スマホやタブレットのように操作することができます。iPhoneやAndroidスマホでジェスチャーモードで使用している方は操作で迷うことはないと思います。

You Tubeのバックグラウンド再生は可能

You Tubeで音楽をバックグラウンド再生しながら作業したい方多いと思いますが、これは2024年7月時点ではPCモード、タブレットモード共に一般会員で再生可能でした。但し、今後できなくなる可能性は考えられます。ちなみにiPadではプレミアム会員でないとできません。Windowsはできます。

iPadには負ける

冒頭でAndroidタブレットのような使用感と言いましたが、iPadと言わなかったのは、タブレットとして見た場合iPadと比較すると明らかに劣る点です。例えば、複数のアプリを分割表示したい場合、iPadではマルチタスクができますが、ChromeOSではタブレットモードではできませんでした(リサーチ不足だったらすみません)。PCモードの場合はWindowsのようにできるのに謎です。

You Tubeアプリの使用感は天と地の差です。例えばiPadの場合、動画を指2本で拡大の操作をすると、動画部分を拡大できますが、ChomeOSではできません。

You Tubeのコメントや概要欄を見る時、iPadでは動画を表示したまま見られますが、ChromeOSではそのままスクロールされ、動画が見えなくなります。

とはいえ最低限はタブレットとしての機能はあるので、文句は無いです。iPadが優秀過ぎるだけ。画面左からスライドしたら戻るとか、画面下からスライドしたらタスクを開くとか、基本的な動作はできます。

まとめ

今回WindowsタブレットPCにChromeOS Flexをインストールしてみたところ、アプリがインストールできなかったり、OS起動が遅かったりと問題がいくつか発生しました。とはいえそこは環境次第であって、相性が良い端末であれば、軽量なOSとしてしっかり動いてくれそうです。

PCとしてはWindowsのような使用感、タブレットとしてはAndroidタブレットのように使用でき、サブ機としては優秀だと感じました。ただ、タブレットとして使用する場合はiPadには劣ります。

以上から私としての意見は、現在WindowsやMACなどのPCを使用している方が、外出先でも軽作業をしたいときやゴロ寝用にサブ機としてChromebookを購入するのはアリかなと思いました。今回使用したものと同程度のスペックであれば、ChromeOS初期搭載で新品2~3万円程度ですから、新たにWindowsノートやMacBook、iPadを購入するより手軽です。一応古いPCにインストールすることもできますが、不具合も起こり得るので、遊び半分の気持ちでやったほうが良いです。

おすすめ記事

ABOUT ME
イノ
イノ
一応ギタリスト
写真撮って旅してギター弾いて機械弄る人。 串カツが好物
記事URLをコピーしました